mutoo2004-06-03




伊坂幸太郎「チルドレン」を読んだ
最近、私は氏の作品に激ハマリ!
今までに読んだ氏の作品
「オーデュボンの祈り」
ラッシュライフ
「重力ピエロ」
氏の作品は作品ひとつひとつで完結せず、
それぞれ微妙に関係しつながっている。
例えば、一作目で出てきた銀行強盗をした男が
二作目で登場人物の知り合いとして話の中に出てきたり、と言った感じ。
だから、二作目を読んでしゃべるかかしがふいに出てきてもなんの違和感もなく
すんなり入ってきたりする。
それは、まるで、今私が生きている世界と同時に
伊坂幸太郎氏の小説という世界が平行して存在しているような、
私がいて、友達がいて…というのと同じく
登場人物も生きているというか、”今”というこの時に、
いろんなひとのいろんな生活があって、笑ったり、泣いてたり、怒っていたり、
何か企んでいたり、すべてに無関心だったり、人が死んだり、生まれたり、
恋をしたり、犯罪や祭りや戦争や…もっといろんないろんな物事が
同時にこの世界ではおこっていて、
また世界はそういったもので埋め尽くされていて、
氏の小説はもはや小説ではなくてそんな世界の一片なんじゃないかとか。
そう思わせるのは氏の小説力だと思う。
フィクションだけど、なんかもしかしたらあるかも?!あったらおもしろいかも!
そもそもフィクションとノンフィクションのちがいってなんだ?
リアルってなんだ?みたいな…やばい。どんどんやばい人みたいになっていく…
いや、私は全然まともですよ。ちゃんと現実みてるし安心して!
ただ、小説っておもしろいなあって。ほんと思います。
いや〜ちょっと書きすぎてしまったかも。
村上春樹
川上弘美サン
に次いではまった作家伊坂さん。
続いて
アヒルと鴨のコインロッカー
「陽気なギャングが世界を回す」
も読む用に購入した。